戻れるならば
JESSEから財布を落としたと連絡をもらって、すぐにお金を工面してくれ、だとか
助けてくれだとか言われたことはありませんでした。
JESSEは、自身の腕時計(ロレックス)を質屋に持っていって現金にして凌いだというのです。
身分証明書は、たまたま船舶免許証を持っていたからそれでうまくいったと。
確かにそのやり方ならばお金をつくることが出来てて、頼る人がいない出張先でも、何とかなるなと思いました。
私はほっと一安心し、無事に打開出来て良かったと思いました。
仕事が忙しかったのか、2日ほどLINEの返事は返ってこず、
2日後の10月5日(土)からお金の要求が始まっていきます。
2月現在の自分は、本当に時間が戻るなら、この時の私に教えてあげたいと切に願います。
これまでも辛いことは苦しいことは沢山あったけれど、家族や友人がいて、そして安定した会社に勤めていて、入社してから10年間きちんと積み立て貯金もしていて…
なんて幸せな日々だったんだろうと思います。
こんな簡単に人生は他人に狂わされてしまうものなのかと。
人生のどん底というのは、こういうことを言うのだと、実感しています。